突然ですが皆さんは駄文同盟.comというサイトを御存知でしょうか?ご存じの方であれば、懐かしいサイトだと思います。この記事では駄文同盟.comを軸に、かつてのWebサイトが今どうなっているのかを探り、その上でこれからの個人サイトがどうあってほしいかや、うちのサイトがどうしていきたいかなどの雑多な内容をつらつら書いていきます。
駄文同名は2002-06-151に同盟として生まれたサイトで、当時はいわばWebリング的存在でしたが、2004-10-20に現在の登録型検索エンジンとして生まれ変わりました。2
2002-07-03から存在する当サイトも登録しています。1桁IDは取れなかったものの、なんとか2桁IDに収まっているのは一瞬の誇りに近いものがあります。
ネット黎明期、いや最盛期とも言える時期から存在するサイトですが、ふとID上位100内のサイトがどれほど生き残っているのか気になったので調べてみたので、今回はその結果を出してみました。
目次
確認した観点
主に次の4つの観点で見ています
- 駄文同盟IDが存在するか?
- バナーファイルが存在するか?
- サイトが存在するか?
- サイトが半年以内に更新されているか?
駄文同盟IDが存在するか?
これは駄文同盟.comにそのIDがあるかどうかを見ています。何かしらの事情で抹消されたIDは存在しないため、本記事ではサイトが消滅したものとして扱います。駄文同盟.comの登録が煩わしくなって解除したなどは考慮しません。
これは基本的に閉鎖以外で消すことは見に来てくれる人が減ってしまうので、あまりないと考えているためです。勿論、駄文同盟.com経由で来るユーザーが自分のサイトにマッチしないなどの理由で削除すること自体はあると思います。
内訳として存在するサイトは100サイト中34しかなく、66サイトはIDそのものが消滅していました。悲しいですね…。
以降はこの66サイトを除外して考えます。
バナーファイルが存在するか?
基本的にサイトが無くなっていればバナーもなくなっていると思うのですが、単にバナーファイルのURLが移動したとかでもバナーファイルが不存在になることはあるため、指標としてはあまり役に立ちませんが、一応ピックアップしています。
実際にはサイトがないのにバナーが生きているというサイトが3サイトありました。これはバナーファイルがサイトとは別の場所にあるケースで見かけました。昔はバナーの直リンク禁止と言う文化もあったので、その関係なのかもしれません。画像の直リンクができないホスティング事業者もありますが、該当サイトはすべて対象外だったので、ここは関係なかったです。
しかし、いずれのサイトも消滅から時間が相当経過していると思うのですがバナーだけ残っているというのはすごいなと思いました。
駄文同盟.comのIDがあるサイトの内訳としてバナーがあるサイトは16、消滅しているサイトは15、ノーバナーのサイトは3ありました。
サイトが存在するか?
文字通りWebサイトが存在するかどうかです。ホスティングサーバーのエラーなどが返ってくるサイトはサイトが存在しないものとして扱っています。逆に言うとエラーさえ返って来なければ存在するものとして扱っているので「当サイトは閉鎖しました」などと書かれていても存在する扱いにしています。
駄文同盟.comのIDがあるサイトの内訳として存在するサイトは18、消滅したサイトは16ありました。
閉鎖扱いのサイトは備考欄に「閉鎖サイト」と記載していますが、2サイトあります。
つまり有効に機能しているサイトはこの時点で16サイトに絞れます。
サイトが半年以内に更新されているか?
Webサイトそのものが現存していたとしていても更新されていなければ生き残っているとは言い難いと思うので、サイトにアクセスし、更新履歴などから半年以内に更新があるサイトを確認しました。
半年以内というのはややシビアかもしれませんが、半年も更新されてない個人サイトなんて墓場かなんかじゃないですか?少なくとも私はそう思います。なお当サイトは過去に最大で一年半くらい更新していない期間があった気がしますが、その時は確実に墓場でした。但しまともに運営していた時は最低でも月一では更新していたと思いますし、最盛期は一日に数回更新していたときもあったと記憶しています。
この内訳としては消滅したサイトを除くと半年以内に更新されているサイトが2、更新されていないサイトが16でした。
つまり、駄文同盟.comに登録されているID上位100位のサイトで現在でも機能しているサイトはたった2サイトしかないことが解ります。正直そんなサイトうちのサイトだけではないのか?と思っていたので、もう1サイトあるというのはちょっと驚きました。
総括とかいろいろ
総括すると駄文同盟.comに登録されているID上位100位のサイトのうち、現在でも運営されているのはたった2サイトであることが解ります。駄文同盟ができて約19年の時の中で、多くのサイトが消滅したという事を考えると、なんというか時の流れは残酷というか、個人サイトの運営というのは相当奇特な行為なのかもしれないなと思いました。
因みに私がサイトを立ち上げた当初は20人ほど個人サイトを運営しているネッ友がいたのですが、Webサイトとして現存しているのは1サイトで、それも2011-07-14を境に更新が止まっていました。きっともう彼は私のことを覚えていないでしょうが、人生で一番最初にオフ会をした相手でした。
その後も10名ほどの個人サイト管理者やブロガーと出会うことがありましたが、確認できた限り2サイト残っており、それぞれ2010年と2021年で更新が途絶えていました。最近はめっきりそういう人と出逢えてないですが、大体SNSに籠もってたせいですね。概ね Twitter。昔はTumblrもやってましたが今は全く触ってないので廃墟になってます。思い返せばはてなブックマークとか色々やっていた気がします。はてなアカウントはもう残ってないですが…w
なんというか最近はSNSに固執するのも疲れるなぁと言うので、個人サイト運営に回帰しようかなと思っているところです。SNS、特にTwitterのようなものだとリアルタイムにコミュニケーションをしたくなって結果的に画面に張り付く事になり、なんかしんどいなという。他のことができないのもそうですし、性格的にレスバしてしまうので自家中毒ではあるものの精神的にしんどいですし、他にも発言に注意しないとどこから何が飛んでくるかわからない世界なので、それも疲れるというのがあります。
のんびりマイペースに自分のサイトを運営していればそういったことは減りますし、体験記とかも記事としてまとめればTwitterよりも振り返りやすく、自分のためにもいいし、割と何気なく書いた情報が誰かの役に立つといったシーンはあると思っているので、そういうことがTwitterよりやりやすいのもまたメリットですね。他にも情報がフローというよりはストックなので、自分の人となりを誰かに伝えるときにも、こんなサイトをやっていますというとTwitter寄りはポートフォリオになるので、伝えやすいといった側面もあるかなと思っています。
私はもし出来ることなら、年老いて何も書けなくなるその瞬間までこのサイトを更新し続け、可能であれば死後もこのサイトを残せたらいいなと思っています。まぁ理想論ですし、ネット上のノイズを増やすだけの迷惑行為でしかないわけですがw。でも個人サイトってそんなもんじゃない?って私は思ってます。最近はいかがでしたブログや、胡散臭い情報商材サイト、サロン・スクール系の様なサイトが増えて残念ですが、個人的には今起きているTwitterやpixivなどのプラットフォームの混乱により、昔のようにまた個人サイトが増えてくれたらいいなと思っています。リンクとか一種のフォローみたいでいいと思うんですよね。
ただまぁ、インターネットに来る人が昔より圧倒的に増え、スパムなども桁違いに増えていますし、ポリコレのこともあるので、昔のような放牧的インターネットはもう難しいのかなとも思っています。これはちょっと残念なところですね…。
私は今後、個人サイトの運営を主軸にしつつ、ちょいちょい兵庫丼やみすてむ、Discordにも出没して、人の繋がりを薄く分散的に維持しつつ。Twitterはたまに見るくらいにしようかなと思っています。Twitterは仕事関係の繋がりもあるので、消しはしないと思います。
またなんか昔のようなネッ友的関係が築けると良いのですが、インターネットがリアルタイムでリッチになりすぎてしまっているので、あの時のような距離感はもう難しいのかなと思っています。昔はBBSに書き込んでもレスが来るのは数時間後、半日後、翌日とかだったので成り立っていたと思います。今の時代にもうそれはないので、時代の流れとして、過去の良き思い出として受け止める必要があるかなと思っています。
このサイトにはBBSこそないものの、一応コメント欄はありますしね。ここで交流を図ろうとする人がいるかどうかは果たして未知数ですが、まぁいないでしょう。一時期は記事に対して建設的なコメントが来てたこともあったのですが、そのうち「自作PCの作り方を教えて」みたいなコメントが来るようになって、頭を抱えていた時期もありました。(それで確か自作PC系はコメント閉じたと思います)
また最後になりますが、この記事はコロンビアさんのTwitterから距離を置くオタクという記事に触発されて書きました。(失礼ですが余りに共感できる記事だったので、勝手に紹介させて頂きました)個人サイトに対する思いに非常に共感でき、またTwitterの付き合い方についても深く同意できる内容でした。多分個人サイト運営者の中にはそういった人も少なくはないのかもしれません。因みに私はTwitterをアカウント通算で行くと2010年からやっているので、もう13年目ですね。過去のアカウントは残ってませんが確か今のは5代目くらいのアカウントだったかと思います。
私の場合はコロンビアさんの様にTwitter人生を通しての知り合いはおらず、アカウントを作り直すたびにリセットされてる感じではあります。ただ今のアカウントはおそらく一番長生きしてるやつだと思うので、そういう意味では長い人は長いですね。そもそもまともに交流してないので仲のいいフォロワーみたいなのはいないのですが…。(むしろ仲違いして分かれることのほうが多い)フォローの底の方は疎遠な人しかいない有様。
まぁそんなこんなで話が発散してしまいましたが、今後は乱筆ながらもこのサイトをぼちぼち更新していければなと思います。最早常連の方などいないと思うので誰に向かって話しているのか謎ですが、当サイトを今後とも宜しくお願いします。
集計データ
Google Spreadsheetにまとめていますが、ブログ記事にもデータテーブルを掲載しておきます。
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明確な情報がないが、登録ID: 1の http://www.dabun-doumei.com/data/1.html より推定 ↩